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【中学受験】過去問ファイリング完全ガイド|学校別色分け整理術で探す時間ゼロ

#過去問#ファイリング#整理#中学受験#クリアファイル#色分け#学校別管理#科目別整理

💬記事を読む前に

👦

生徒さん

過去問のプリントが山積みで、どこに何があるか分からなくなっちゃって…探すだけで時間がかかるんです。
🦉

フクロウ博士

その悩み、受験生あるあるじゃな。でも適切に整理すれば、探す時間ゼロで復習に集中できるんじゃよ。学校別に色分けファイリング、科目別インデックス、そして分野別管理。この3ステップで完璧に整理できるぞ。

過去問、探すだけで5分かかってない?


「あれ、〇〇中の2023年度の算数、どこいった…?」


机の上、引き出し、リビングのテーブル。あちこち探して5分。ようやく見つけたと思ったら、解答用紙が見つからない。また5分。


復習する前に、探すだけで10分も無駄にしてる


私も中学受験の時、同じ経験をしました。過去問が山積みになって、どこに何があるか分からない。結局、同じ年度の問題を2回買うハメに…。


でも、適切に整理すれば探す時間はゼロになります。


この記事では、前編「過去問印刷ガイド」で印刷した過去問を、3秒で見つけられる整理術を解説します。


整理するだけで、こんなに変わる


まず、過去問を整理するとどうなるか。


時間の無駄がゼロ: 「〇〇中の算数」が3秒で見つかる

復習がスムーズ: 間違えた問題だけ集中的に復習できる

達成感が可視化: 「これだけやった!」が目で見える


逆に、整理しないとどうなるか?


❌ 探す時間で1日10-15分の無駄(1ヶ月で5-7.5時間)

❌ 同じ問題を2回探す

❌ 結局、復習しないまま試験当日


整理は時間の投資です。最初に30分使えば、その後の3ヶ月で何時間も節約できる。


ステップ1: 学校別色分けファイリング(基本中の基本)


用意するもの


100円ショップで全部揃います:

  • A4クリアファイル(学校数分)→ 1冊100円 × 5校 = 500円
  • ラベルシール → 100円
  • インデックス付きクリアポケット(あれば便利)→ 200円

  • 合計800円で整理システム完成。


    手順1: 学校ごとに色分け


    視覚的に分かりやすいのがコツ。私のおすすめ:


    |---------|----|----|

    第一志望校**赤色**一番目立つ
    第二志望校**青色**落ち着いた印象
    併願校**緑色**安心感

    この色分けで、机の上がカラフルになって、視覚的に「どの学校をどれだけやったか」が一目瞭然。


    手順2: 年度順に並べる


    最新年度を一番上に。なぜなら、最新年度が一番重要だから。


  • 2024年度(一番上)
  • 2023年度
  • 2022年度
  • 2021年度(一番下)

  • 古い年度は参考程度。最新3年分を重点的にやるのが効率的。


    手順3: 科目別インデックス


    クリアファイルの中に、科目ごとの仕切りを入れます。


  • 国語: 黄色のインデックス
  • 算数: 青色のインデックス
  • 理科: 緑色のインデックス
  • 社会: オレンジ色のインデックス

  • これで「〇〇中の2024年度の算数」が3秒で見つかる。


    手順4: 問題と解答は別保管(超重要)


    これ、やってない人多いんですが、超重要。


  • 問題: 学校別ファイル
  • 解答・解説: 別のファイル(またはバインダー)

  • なぜ分けるか?復習の時、うっかり解答を見ちゃうのを防ぐため。「あれ、これ見たことある」じゃなくて、「本当に解けるか」を確認するのが復習の本質です。


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    赤色] B --> D[第二志望
    青色] B --> E[併願校
    緑色] C --> F[年度別] F --> G[2024年度] F --> H[2023年度] F --> I[2022年度] G --> J[科目別] J --> K[国語] J --> L[算数] J --> M[理科] J --> N[社会] style A fill:#dbeafe,stroke:#2563eb,stroke-width:2px style C fill:#fee2e2,stroke:#dc2626 style D fill:#dbeafe,stroke:#2563eb style E fill:#d1fae5,stroke:#16a34a

    💬ここまでのポイント

    👦

    生徒さん

    色分けって、第一志望は赤、第二志望は青みたいな感じですか?視覚的に分かりやすそう!
    🦉

    フクロウ博士

    その通りじゃ!さらに科目ごとにインデックスを付ければ、『〇〇中の2024年度の算数』が3秒で見つかる。分野別管理も加えれば、『図形問題だけまとめて復習』もできるんじゃよ。

    ステップ2: 上級者向け分野別ファイリング(任意)


    過去問10年分以上やる人、または特定分野を強化したい人向け。


    算数の例


    |---------|------|------|

    ファイル1計算・数の性質基本を固める
    ファイル2図形平面・立体・展開図
    ファイル3文章題速さ・割合・比
    ファイル4規則性・場合の数応用力強化

    メリット


    ✅ 苦手分野をまとめて復習できる

    ✅ 出題傾向が一目で分かる

    ✅ 弱点補強が超効率的


    ただし、これは過去問10年分以上解く人向け。最初は学校別で十分です。


    まとめ: 今日からできる3つのアクション


    ここまで読んで、「よし、やろう!」と思ったあなたへ。


    今日やるべきこと


    1. 100円ショップでクリアファイル購入(800円で全部揃う)

    2. 学校別に色分け(第一志望は赤、第二志望は青)

    3. 年度順・科目別にインデックス(3秒で見つかるシステム完成)


    これだけで、探す時間が1ヶ月で5-7.5時間節約できます。


    次のステップ


    過去問を整理したら、次は進捗管理復習スケジュール


    「どの問題をいつ復習するか」を科学的に管理すれば、記憶定着率が最大化されます。


    後編「過去問進捗管理・復習スケジュール術」はこちら


    親ができるサポート


    最後に、親御さんへ。


    環境整備: クリアファイル購入、印刷サポート、収納スペース確保

    週1振り返り: 点数ではなく、取り組み姿勢を褒める

    細かく指示しない: 子供の自主性を尊重


    整理は、子供が自分でやるのがベスト。親は環境を整えるだけ。


    過去問のファイリングを最適化して、志望校合格を目指しましょう!


    関連記事


  • 過去問進捗管理・復習スケジュール術 - 本記事の後編
  • 過去問印刷ガイド - 印刷方法の前編
  • 過去問の効果的な使い方 - 解き方のコツ
  • 💬記事のまとめ

    👦

    生徒さん

    なるほど!これなら復習がスムーズになりますね。早速、クリアファイル買ってきます。
    🦉

    フクロウ博士

    素晴らしい決意じゃな。次は、進捗管理と復習スケジュールを学ぶんじゃ。後編はこちらで詳しく解説しておるぞ。

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    この記事の執筆について

    執筆方針

    この記事は、学術論文や公式データに基づき、学びツール.com編集部が作成しました。 情報の正確性を最優先し、定期的な更新を行っています。

    執筆者

    🦉
    学びツール.com編集部

    教育分野での経験を活かし、科学的根拠に基づいた学習情報を提供しています。

    更新履歴

    • 2025年10月: 初版公開
    • 2025年10月: 更新